ボードゲームを作りたい方必見!
今回の記事は、ボードゲームデザイナー必携本とも言える、
『ゲームメカニクス大全~ボードゲームに学ぶ「おもしろさ」の仕掛け~』
についての、感想・レビューです!
この記事を最後まで見れば、ゲームメカニクス大全の魅力を知ることができます!
~はじめに~ゲームメカニクスとは?
まずはじめに、「ゲームメカニクス」の意味について解説します。
メカニクス(mechanics)とは、『(機械などの)仕組み・構造』を意味し、
つまり、ゲームメカニクスというのは、『ゲームの仕組み・構造』ということです。
日本では「ゲームシステム」と言われることもあり、意味はほとんど同じです。
そのため、本書を読めばボードゲームのシステム(全184種類)が理解できます!
まさに、ボードゲームデザイナーの”必携本”と言えるでしょう!
さて、ここからは本書の魅力について解説していきます!
全184種類・500ページ超えの大ボリューム!
本書を手にしてまず驚くのがそのボリュームです。
500ページを超える本書の中に、
なんと!全184種類のゲームシステム(≒ボードゲーム制作のためのヒント集)が載っているのです!
情報量がかなり多く、いきなり全てを理解することはできませんが、ページをペラペラめくり、自分が興味のある部分だけ読んでも十分に面白いです♪
これはまさにボードゲームを作るための”辞書”といっても過言ではない!

面白さの”ウラ側”を知ることができる!
「カタン」や「人狼ゲーム」など、”そのボードゲームがなぜ面白いのか?”を説明するとき、感覚的(主観的)な説明になるのは私だけではないはず。
しかし、本書ではボードゲームのシステムを説明するとともに、その代表例である作品も挙げており、
つまりはあるボードゲームの面白さについて、システム面(ウラ側)からしっかりと理解することができるのです。
そして、作品名とシステムを紐付けることは、ボードゲームを作る際に、より自分が作りたいものがイメージしやすくなります。

ボードゲーム作りが捗る!
本書1冊あれば、ボードゲームを作るのが初めての方でも、制作がかなり捗ります!
なぜなら、全184種類あるシステムのうち、一つ(もしくは複数)をベースにして、作り上げていけばいいからです。
実際に私も、趣味でボードゲームを制作したことがありますが、ゲームシステムでつまずいた経験があります…
そのため、ボードゲーム制作初心者の方はもちろん、まだたくさんボードゲームを遊んだことのない方は、ぜひ持っておくといいでしょう!

用語が難しい…
本書はボードゲームを本格的に作りたい方やボードゲームデザイナーを目指す方向けの本であるため、
内容が難しく(マニアックに)感じました。
具体的には、出てくる用語が難しかったり、代表例で挙げられている作品を知らなかったり(私の知識不足)など。
しかし、全く理解できないというわけでもなく、本書の最初から最後まで理解する必要もない(辞書的な扱い)ので、ボードゲームを作りたい方全員におすすめできる、敷居の低い本だと思います。
~さいごに~
冒頭にも述べたようように、本書はまさにボードゲームシステムの”辞書的な存在”であり、
『ボードゲームを作りたい方・ボードゲームデザイナーを志す方』全員の”必携本”と言えます。
ただ、私自身としては、本書を読むだけでなく、たくさんのボードゲームを遊ぶことも同じくらい重要だと思うので、余裕のある方は、ボードゲームカフェに遊びに行くこともおすすめ♪

今回の記事はここまで!
最後までご覧いただきありがとうございます。
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