本シリーズは、カードゲームを作っていくまでの過程を書いた記事です。
今回の記事を見ていただくことで、
『メカニクス考案』と『コンポーネント』について知ることができます!
前回のあらすじ
↓前回 続きを見る
【第1回】カードゲームを作ろう!~コンセプト/企画書作成編~
大まかな流れ
- コンセプトを決める
- 企画書の作成
- メカニクス考案
- 必要なコンポーネント(道具)を購入
- 試作品の作成
- テストプレイ
- 改善点の修正
- 完成
それでは、早速解説していきます!
メカニクス考案
今回は、作成した企画書を見ながら、メカニクス(ルール)を考えていきましょう。
作成する際のツールは、『パソコン』『スマホ』『紙』なんでもOK!
(遊び方がすでに思い浮かんでいる方は、ひたすら書いていきましょう)
カードゲームのルールを決める際、以下のようにさまざまな要素を考える必要があります。
ルール案(参考までに)
1,【ゲーム展開】
・手札制:配られた状態からスタート⇒自分の手札を出していく
・山札制:手札はなく、山札(or場)のカードのみでゲームが展開される
・TCG制:山札からカードを引く⇒手札のカードを出す
2,【プレイ方法】
・同時型:プレイヤー全員が同時にゲームをプレイ
・手番型:各プレイヤーに手番(順番)がある
3,【勝利条件】
・1ラウンド制:1ラウンドで勝敗が決まる
・ラウンド制:指定のラウンドが終了した時点で、一番ポイントが高いプレイヤーの勝利
・ポイント制:指定のポイントが貯まったプレイヤーの勝利
・脱落制:他のプレイヤーを脱落させていき、最後に生き残ったプレイヤーの勝利
4,【対戦方法】
・カードの強さで戦う
・カードの効果で戦う
・特定のカード(役)を揃えて戦う
上記以外にも、数多くある遊び方のパターンから『これがいい!』
と思うものを組み合わせましょう。
ちなみに、協力プレイの場合は「敵を用意」したり、何かしらの「条件」を全員でクリアするなど、対戦ゲームとは違った”観点”から遊び方を考えましょう。
アイデアを出すのにおすすめなツールとして、前回同様『XMind』(無料)を使うといいです!
ただ、正直はじめてカードゲームを作る上で、オリジナルルールを考えるのは至難の業…

ノートにひたすら書いていく…
どうしてもアイデアが思い浮かばない方は、
好きなカードゲームや、YouTubeで『カードゲーム』と検索し、
参考にするルールに自分のアイデアを盛り込むといいでしょう!
↓こちらの『ゲームメカニクス大全』はボードゲームのシステム(全184種類)が掲載されているので超おすすめ!
↓『ゲームメカニクス大全』のレビューはこちら! 続きを見る
【ボードゲームデザイナー必携本!】『ゲームメカニクス大全』の感想・レビュー
頭の中で遊んでみる
遊び方がある程度まとまったら、一度頭の中で遊んでみましょう!
想像上で遊んでみるだけでも、意外と改善点や矛盾点が見つかります。
この段階で発見できた問題は今のうちに解決しておきましょう!
もし、想像上で遊ぶのが難しい場合は、A4のコピー用紙など、
適当な紙に書いて遊んでみるのもアリです!
何回か遊び終われば、次のステップにいきましょう!
必要なコンポーネントを購入
ここまできたら、今度は買い物です。
作るために必要なもの、遊ぶために必要なものを揃えていきましょう。
購入先は、『100均』『フリマアプリ』『ネットショッピング』…etc
色々ありますが、安くてバラエティ豊富な『100均』で購入するのがおすすめ!
(もし、欲しい商品が無い場合、フリマアプリ等で購入を検討しましょう)
店内を眺めていると、クラフト用品や事務用品など、意外なコーナーで使える商品が見つかったりします。(これが結構楽しい)
お買物リスト(例)
・名刺用紙※詳しくは次のステップで解説
・サイコロ(4個)
・クラフト用ビーズ(50個)※得点用
・カッターマット
・ペーパーカッター
※プレイ人数に応じて、個数を予め決めておきましょう

私が実際に購入した商品(一部)
欲しい物が購入できたら、今回はここまで!
↓次はいよいよ試作品を作っていきます! 続きを見る
【第3回】カードゲームを作ろう!~試作品作成編~